突然ですが、あなたはこんなことを思っていませんか?
「出会いさえあれば結婚できるはず」
実は私も最初、そう思い込んでいました。いえ、正確にはそう信じ込もうとして大失敗の婚活を経験することになりました。
今回はまずその失敗例と、のちに理想の結婚に至った経緯の簡単なご紹介から、理想の結婚の起こし方を考えていきましょう。
私の婚活 失敗例

最初に婚活を始めたとき、私は完全に婚活というものを見くびっていました。
当時の私はまだ二十代中盤、肩書きは外資系OLです。「この条件なら、出会いさえ多くすればうまくいくだろう」と、今思えば軽く考えて活動をしていたなと思います。
しかし、結果は惨敗。せっせとメールを交わし、誰と出会ってみても、結婚までのビジョンが見えることはありませんでした。
そしてそのうち、婚活中の男性とコミュニケーションをとること自体に疲れを感じるようになりました。また、自分がどんどん余裕をなくしているのがよくわかりました。
いわゆる婚活疲れの状態ですね。
そんな状況に危機感を抱いた私はなんとか事態を打開をしようと、婚活サイトで自分から男性にメールを送ることにしました。自分で選んで自分からアプローチすれば、きっといい人と出会えてうまくいくはずだと思ったんですね。
その男性とは実際に出会い、おつきあいに発展。当時実家住まいだった私は彼を自宅に招き、両親にも会ってもらいました。
しかしお付き合い開始からわずか半年足らずで「気になる人ができた」と振られ、ひどく傷つき失望することになります。
これが失敗の決定打でした。
それでも婚活を続けようとはしたのですが、このときはもう疲れというより婚活うつのような状態でした。大きく自信を失ったのはもちろんのこと、男性不信や人間不信にまで陥っていたかもしれません。
そして何と言っても、生きることそのものに失望し、自分など生きていても何の価値もないのではないかとすら思うようになっていました。
だから、今婚活で苦しんでいる方のお気持ちは、とても良くわかります。
私の婚活 成功例

さて、婚活うつに陥っていた私が、成功に向けてまずやったこと。それは、出会いを探す活動を一切やめてしまうことでした。
「今の私は、全然魅力的じゃない」
「まだ自分は出会いの段階じゃなかったんだ」
そう気づいたとき、きっぱりと活動をやめることができました。
そして、何が悪かったのか、どうすれば魅力的になれるのか、どうやったら理想の結婚ができるのか。本質に立ちかえり、その土台作りに時間をかけることにしたのです。
改めて出会いを探し始めたのは、2年以上経ったころでした。(私は方法から突き詰めたので時間がかかってしまいました)
二十代後半、肩書きはフリーターです。条件を見たらどう考えても2年前の方がモテるはずなのに、私にはうまくいくという確信がありました。
なぜかというと、「準備が整った」。そう感じてから出会いを探し始めたからです。
実際、この二度目の婚活は疲れるどころかとても楽しいものでした。そして信じられないほどスムーズに、理想の人(現在の夫)と出会い結婚することができました。
出会い探しを再開してから結婚まで、なんと約半年ほど。夫との初対面から婚約するまでは、何と40日しかかかりませんでした。にも関わらず、この人と結婚するということに、お互い何の不安もありませんでした。
なぜこんなことが起こったのでしょうか。
実はこのときの私は、自分がどんな人を選べばいいのかよくわかっていました。そしてその人に、「私を選べば幸せになれるよ」と伝えられる確かな土台があったからなんです。
もちろん今も、とても幸せな結婚生活を営んでいます。
あなたは婚活の仕方、間違っていませんか?

実は、婚活で出会いばかりに力を注ぐやり方は、とても効率の悪い場合が多いんですね。
就職活動を考えてみるとわかります。就職活動を始めるとき、すぐに企業を片っぱしから検索・エントリーするでしょうか?
違いますよね。
まず自己分析から始めて、自分のやりたいことはこんなことだとか、得意なことを生かしてこんな職についたらいいんじゃないかとか、まずは自分の内側を掘り下げる「土台」作りが必要です。実際に企業(パートナー)選びを始めるのは、その後のこと。
これは、婚活にも言えることなんです。
いくら理想の人と出会うことができたとしても、あなたの本当に望んでいるものに気づいていなければ、それが理想の人だとわかりません。また、あなたが魅力を発揮できない状態では、相手の方もあなたが理想の人だと気づくことはできません。
土台の準備されないままにいくら出会いを探しても、理想の人はなかなか見つけられないんですね。
さらに私の例からわかる通り、土台のない婚活は、始める前より事態が悪化することもあるんです。
ですから、どうか私のようにならないよう、今婚活をがんばっている方々、あるいはがんばろうとしている方々には、しかるべき土台づくりをしてもらいたいのです。
出会わない婚活から始めよう

これでわかっていただけたでしょうか。
一見遠回りのように見えますが、出会わない、土台づくりの婚活から始めることはその後の結果を大きく左右するのです。
出会いの前にやるべきことをやっておけば、自信を持って出会いに臨めます。
うまくいかなくても自分の魅力を出し切っていれば、「相性が悪かったんだな」などとすぐに切り替えることができるようになります。出会いを楽しむことができれば、出会いに疲れることもありません。
そしてこれぞという人に出会ったら、強い確信のもとトントン拍子で話が進むものなんですね。
そんな婚活は、疲れない。むしろ楽しい婚活になるはずです。そして結婚後も、幸せな結婚生活を送れる可能性が非常に高い。
こうした結婚を実現するための方法が、これからお伝えする「理想の結婚を起こす婚活法」です。
実際に当相談室に来られる方々も、土台ができてから先は3ヶ月程度でご結婚が決まる方が多いです。(もちろんそれより早い方も、遅い方もいます。)
婚活といえば出会い探しという風潮がありますが、私の感覚では出会う前にやるべきことが婚活の5~7割です。実際に学生の就職活動でも、早くから十分に準備をしてきた人ほど満足のいく結果が出ています。
幸いにも婚活は、就活とちがって明確な期限はありませんよね。満足のいく婚活は、これからいくらでもできます。これから一緒に、婚活の土台をつくっていきましょう!
では、まず何をしたらいいのか。
次回はそれを知るために、理想の結婚に必要なことを詳しく見ていきましょう。
まとめ
- 一見遠回りに見える「土台づくり」が成功のカギ
- 理想の結婚を実現する婚活は、疲れないし楽しいもの
- 出会いの前に7割、出会いに2割、出会ったら1割の婚活を目指そう